ロボットを自分たちが組んだコンピュータープログラムで動かす「ロボット・プログラミングコンテスト」が10月28日、弘前市克雪(こくせつ)トレーニングセンターで開かれました。市内の小学4〜6年生の11チーム24人が、自動車のように走行する小さなロボットを、専用(せんよう)コースで正確(せいかく)に速く走らせられるかを競(きそ)いました。
大会は、優秀(ゆうしゅう)な技術者(ぎじゅつしゃ)を育てるきっかけにしようと、弘前商工会議所青年部(奈良岡隆人会長)が初めて開きました。レゴ社などが開発したキットを使ってロボットを組み立て、広さ180センチ×90センチほどのコース上を走らせます。コースは、曲線をなぞって走る「ライントレース」の後、折り返し地点を経(へ)て、障壁(しょうへき)をよけてスタート地点に戻(もど)るというものです。
児童たちは9月から4回集まり、ロボットの組み立て方やプログラミングを学習。各チームはそれぞれ、コースをどう攻略(こうりゃく)するかを考えながら、ロボットの部品選びや、プログラミングの構成(こうせい)を工夫(くふう)しました。
大会では30分の制限(せいげん)時間内に、試走とプログラム修正(しゅうせい)、3回の本番走行をしました。この結果、時敏(じびん)チームが80ポイント、タイム26秒で、2番手に9秒の大差で優勝(ゆうしょう)。準(じゅん)優勝は「ポケモン大好きチーム」、3位は「チーム雑(ざつ)な人達(ひとたち)」でした。時敏チームの島川晃太郎(こうたろう)君(弘前市時敏小6年)、世永(よなが)挨都(あいと)君(同6年)は「ライントレースをすごく早く通過(つうか)できた。カラーセンサーを(ロボットの)真ん中に付けたのが良かった」と話していました。