青森労災病院で始まった先行接種。県内で最初の接種は伊神勲副院長(右)が受けた=22日、八戸市

 青森県八戸市の青森労災病院で22日、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への先行接種が始まった。同病院勤務の全職員のうち希望者に対して3日間に分けて実施する。県内でのワクチン接種は今回が初めて。

 先行接種は全国100病院の医療従事者を対象に17日から順次始まっている。厚生労働省によると、先週末の19日時点で全国68施設で5039人が接種を受けた。県内の対象施設は青森労災病院のみ。

 同病院では、22日午後2時ごろに院内の大会議室で接種を開始。医師、看護師、事務職員らが問診を受けた後、米ファイザー製ワクチンの接種を受けた。接種後は体調に異変がないかみるために15分以上、大会議室内に待機した。午後5時半の時点で重篤な副反応は確認されていないという。接種は24日と26日も行い、3日間で全職員の5割強が接種を受ける予定。ワクチンは2回接種することになっており、2回目は3月中旬に行う。

 接種を受けた玉澤直樹院長(63)は「接種時の痛みはなかったし、特に変わった症状も出ていない。インフルエンザの予防接種より痛くない」と話した。県内で唯一の先行接種対象病院となっていることについては「副反応など健康調査を正確にしていく。今後接種を行う医療機関や自治体に対し、私たちが実際に接種をして気づいたことや役に立つ情報を積極的に提供したい」と語った。

 県などによると、先行接種以外の医療従事者への接種は3月中旬から予定されている。住民への接種は4月以降に高齢者から行われる予定。高齢者以外への接種は6月以降になるとみられる。