八戸市のダイハツスタジアム(略称(りゃくしょう)・ダイスタ)で10月22日、サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)に所属(しょぞく)する県内の2チーム、ヴァンラーレ八戸とラインメール青森が戦う「青森ダービー」が行われました。試合以外にもさまざまなイベントがあり、2365人の観客が熱い一日を過(す)ごしました。
当日は雨の中、試合開始2時間前の午前11時ごろから緑色(ヴァンラーレのチームカラー)の服を着たサポーターたちが続々とスタジアムに到着(とうちゃく)。対するラインメールのサポーターはバスツアーなどの約40人がゴール裏(うら)に陣(じん)取り、応援(おうえん)合戦を繰(く)り広げました。
また、八戸市内の小学生が無料で招待(しょうたい)されたり、アイス「ガリガリ君」が無料で配られたほか、お笑い音楽ユニット「ポカスカジャン」メンバーのタマ伸也(しんや)さん(青森市出身)によるハーフタイムショーなど、イベントも盛(も)りだくさん。
試合前には、地元の「浜市川保育園(ほいくえん)」の子どもたちが、この日のために用意したおそろいのユニホームに身を包み、ヴァンラーレの選手と手をつないで入場。石田(いしだ)莉望(りの)ちゃん(6)は「サッカー大好き。選手と手をつないで中に入れるのはうれしい」と感動していました。
スタンドには、八戸東高校書道部の生徒たちが「八戸魂(だましい)」と書いた大型フラッグも登場。同部の中居(なかい)歩未(あみ)さん(16)は「ダイスタには初めて来たけど、とても広くてきれい」と目を輝かせていました。
試合は、ラインメールがヴァンラーレを1−0で破(やぶ)り、JFLでのダービー4連勝を飾(かざ)りました。