青森県は30日、新たに9人の新型コロナウイルス感染を確認したと明らかにした。このうち青森市の5人は、同じ高校の部活動に所属する10代4人と、関連する40代女性で、県と市は市内の高校でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。部活には、後に感染が判明した県外の指導者が訪れていたという。市は現在、感染した生徒が所属するクラスの全生徒、関係者ら計229人の検査を進めている。青森市での高校クラスターは2例目。

 30日発表の新規感染者はこのほか八戸市3人、五所川原管内の40代男性で、4人の感染経路は不明。県内の感染確認の累計は711人。

 新たな高校クラスターについて、県と青森市は学校名や公立・私立の別などを明らかにしていない。県は31日まで生徒の立ち入りを禁止して校内の消毒を行うほか、生徒らの検査結果が判明するまで時間を要するとして2月1~3日を臨時休校とする予定。

 県、市によると指導者は東北地方の他県在住。今月21、22日にスポーツ関連の部活動指導のため来校し、校内で生徒を指導した。28日夜、県外の保健所から市保健所に連絡があり、指導者と接触があった24人を検査したところ4人が陽性となった。濃厚接触者16人も追加で検査し、40代女性の陽性が判明した。

 小野寺晃彦市長は「現時点では(感染が)部活動の指導で接触があったことに起因すると推測するのが妥当とみている」と述べた。

 八戸市の3人は同市在住の30代男性、20代男性、70代女性で、いずれも県外への移動歴はない。発熱などの症状が出たため検査したところ、感染が判明した。県と市によると、濃厚接触者らは、30代男性と20代男性がそれぞれ十数人、70代女性は数人で、同居人や職場関係者など。

 五所川原管内の1人も感染経路が分かっておらず、濃厚接触者は同居人など数人という。