青森県は23日、新たに9人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち八戸市の60~70代女性2人は、三戸地方保健所管内の入居型介護施設の利用者または従業員。この施設と同じ敷地にある別の入居型介護施設では、20日までに60~80代以上の男女4人の感染が判明しており、この中の1人(664例目)が両施設を行き来していたことが確認されたことから、県は両施設を「一つの場」とみなし、クラスター(感染者集団)が発生したと認定した。

 八戸市以外の居住地別の感染者は、五所川原管内3人、県外2人、青森市と弘前管内が各1人。県内の感染確認は累計677人となった。

 県などによると、二つの入居型介護施設では一部従業員が仕事を兼務するなど接点があり、少なくともそのうちの1人が新規感染の2人と接触があった。両施設の利用者は計数十人ほどで、従業員も含め検査は既に終了。今後は23日発表の陽性者の同居人らを検査する方向だが、対象者は多くないという。県は関係者を把握しており、不特定多数の人への影響もない-として、いずれの施設名も非公表とした。

 ほかの新規3人も、既に他管内で発生しているクラスターの関連。五所川原管内の50代女性と10歳未満は、管内の保育施設クラスターに含まれる職員と園児で、クラスターは関連を含め計10人に拡大。同じく同管内の10代は、青森市内の高校部活動で起きたクラスター関連で、関連を含めた感染者は計52人となった。

 弘前管内の30代女性は感染経路不明。青森市の80代以上男性は、県外陽性者と接触があった弘前管内の50代女性の知人。

 また、県外の60~70代男性2人は九州地方在住。21日に陽性が判明した九州地方在住の60代男性とともに、九州から北海道まで各地を移動し、八戸市に来ていた。一方、21日に陽性が判明した八戸市民病院の医師に関する接触者の検査は継続中で、23日時点では新たな感染者は出ていない。