第99回全国高校サッカー選手権(せんしゅけん)は最終日の11日、さいたま市の埼玉スタジアムで決勝を行い、青森県代表の青森山田は山梨学院(やまなしがくいん)に2-2からのPK戦(2-4)で敗れ、2年連続の準優勝(じゅんゆうしょう)に終わりました。昨年の悔(くや)しさを大一番で晴らそうとしましたが、あと一歩及(およ)びませんでした。
青森山田は開始12分に先制(せんせい)を許(ゆる)す苦しい展開(てんかい)から、後半に主将(しゅしょう)のDF藤原優大(ふじわら ゆうだい)、MF安斎颯馬(あんざい そうま)の得点(とくてん)で勝ち越(こ)しましたが、守りの隙(すき)を突(つ)かれて同点とされました。延長戦(えんちょうせん)に入っても決着が付かずPK戦に。山梨学院が4人成功させた一方、青森山田は2人が失敗し、2年ぶり3度目の王座(おうざ)を逃(のが)しました。
新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)で大会前の練習や遠征(えんせい)が制限(せいげん)される中、青森山田は2回戦から準決勝まで15得点(とくてん)2失点と圧倒的(あっとうてき)な強さで勝ち上がりました。しかし第88回大会の決勝で初優勝を阻(はば)まれた因縁(いんねん)の相手に対し雪辱(せつじょく)は果たせませんでした。
選手の家族やサッカー部員たちは、県内の自宅(じたく)や学校などで声援(せいえん)を送り「何とか優勝してほしかった。でも、ここまでよく頑張(がんば)ってくれた」などとねぎらいました。