青森県は17日、新たに五所川原保健所管内で7人、青森市で1人の計8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち2人は同市の高校で発生した部活動クラスター(感染者集団)に関連し、同じ高校を活動場所とする地域スポーツクラブのクラスターを含めた感染者は計43人となった。クラスター関連の検査対象者約300人のうち約100人は結果が出ておらず、今後さらに感染者が増える可能性もある。青森県感染者の累計は643人。

 県によると、新たな感染者のうち高校部活動クラスター関連の2人は、五所川原管内の40代男性と80代以上男性。80代以上男性は酸素投与が必要な中等症で、既に入院しているという。

 県はクラスター関連の感染者43人について、高校部活動関連が38人、地域クラブ関連が6人と分類し、うち1人は両方に関わったとしている。感染者は複数の保健所に及んでいるが、県健康福祉部の奈須下淳次長は県内各地に感染が飛び火する可能性について「現時点では何ともいえない」と述べた。

 このほか、五所川原管内の70代男性3人と青森市の50代女性の計4人は、いずれも関東地方の保健所で陽性となった感染者の接触者だが、互いの関係性は不明という。県はそれぞれの同居人ら数人ずつを濃厚接触者として検査を進めている。五所川原管内の10代は県内で感染が確認された人の接触者、同じく五所川原管内の40代女性は感染経路不明。

 また、東奥日報取材によると、青森市内の小・中学校では15日から冬休み明けの授業が本格的に始まったが、クラスターの発生を受け、複数の学校が18日以降、学級閉鎖や部活動休止などの措置を取ることが分かった。検査の対象がクラスターが発生した高校以外の児童や生徒にも広がっていることが影響しているとみられるが、現時点で休校の動きはない。

 保護者から不安の声もあるが、奈須下次長は「必要な方には保健所から取るべき行動が通知されており、それに従ってほしい。いたずらに不安になる必要はない」と話した。