客席を多くしたりグラウンドを人工芝(じんこうしば)にしたりという、弘前市の「はるか夢(ゆめ)球場」の改修(かいしゅう)工事が5月31日、終了しました。県内で29年ぶりとなる1軍戦(ぐんせん)開催(かいさい)に必要な設備(せつび)が、整いました。
2015年11月に始まった工事では、客席を多くして収容(しゅうよう)人数を改修前の6700人から14800人余(あま)りに増(ふ)やしました。また、グラウンドを人工芝に変え、ホームから外野スタンドまでの距離(きょり)を長くするなどしました。
球場は試合をするだけではなく、災害時(さいがいじ)の避難(ひなん)施設(しせつ)としても活用されます。飲料水57トンをためられるタンクや災害(さいがい)用トイレなども備(そな)わっています。
6月1日は市民向け見学会が行われ、約千人が人工芝のグラウンドでボールを使って遊んだり、球場の設備を見て回ったりしました。参加者たちは「広くてびっくり」「早く1軍戦を見たい」などと言っていました。
3日の記念式典では始球式などを行い、リニューアルオープンを祝いました。また新たな球場となって初の大会「市スポーツ少年団(だん)野球大会」が開かれ、8チームが白熱した戦いを繰(く)り広げました。
県内で29年ぶりの1軍戦「東北楽天ゴールデンイーグルス対オリックスバファローズ」は28日午後6時から行われます。