青森県は6日、新たに10~40代男女14人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。居住地別では上十三保健所管内7人、八戸市と青森市、五所川原管内が各1人、県外在住4人。このうち上十三管内3人と八戸市1人の20~40代男女計4人は三沢市の飲食店「オフザウォール」の利用客で、県は同店でクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。この飲食店クラスターは米軍三沢基地の軍関係者4人を含む12人に拡大、系列の飲食店「BLACKSHEEP(ブラックシープ)」など関連を含めると計16人となった。

 県内の感染確認の累計は537人。県外在住(関東1人、東北他県3人)の4人は10~30代男女で、それぞれ帰省などで青森市や弘前保健所管内に移動し、感染が確認された。

 県健康福祉部の奈須下淳次長は「帰省などで本県に移動し、感染が続く例が増えている。地域の感染状況や自身の体調などを十分に考慮し、周囲に感染させないよう慎重な行動をお願いする」と注意喚起した。

 県内のクラスター発生は三沢市の飲食店で12件目。新たに感染が判明した利用客4人のうち、上十三管内の20代男性は航空自衛隊によると空自三沢基地隊員、同管内の30代男性は日本原燃(六ケ所村)によると協力会社の社員。職場の濃厚接触者は調査中という。

 八戸市によると、同市の30代男性は昨年12月30日、テークアウトのためオフザウォールを利用。商品を待つ間の約30分、1月2日に陽性と判明した同店の50代男性と会話したという。2人は知人で、マスクは着けていなかった。

 上十三管内の残る4人のうち、10代、20代男性、40代男性の計3人は感染経路不明。この20代男性は三沢市によると市職員で、市民と接触する業務はしていなかった。もう1人の10代は、既に感染が確認されている患者の濃厚接触者で経路は把握されている。

 青森市の20代女性、五所川原管内の20代女性も既に感染が確認された患者の濃厚接触者。青森市の女性は最初の検査で陰性だったが3日に発症し、再検査で陽性と判明した。

 五所川原管内の女性は、エルムの街ショッピングセンター(五所川原市)で感染が確認された従業員の同居人。エルムについて県は来店客への感染リスクは低いとみている。