空気が乾(かわ)きがちな春は火事(かじ)が起(お)こりやすい季節(きせつ)です。おいらせ町のしもだサーモンパークでは14日、「幼年(ようねん)消防(しょうぼう)クラブ防火凧揚(ぼうかたこあ)げ大会」が開かれ、町内の幼稚園(ようちえん)・保育園(ほいくえん)の園児たち約200人が「防火の願(ねが)い 天まで届(とど)け」と祈(いの)りながらたこを空高く揚(あ)げました。
園児たちはたこに、消防車(しょうぼうしゃ)や自分の顔、好きなアニメのキャラクターなどを自由に描(か)き、カラフルなたこを作りました。たくさんのたこが青空に舞(ま)い上がり、園児たちは大喜(おおよろこ)び。錦ケ丘(にしきがおか)保育園の山(やま)田(だ)一(かず)輝(き)ちゃん(5)は「すごい! あんなに高く揚がった!」と跳(と)びはねていました。
大会を開いたおいらせ消防署(しょうぼうしょ)の署員(しょいん)たちも、手作りの17枚(まい)続きの連(れん)だこで参加。園児たちは、風に乗って高く上がる連だこに「がんばれ、がんばれ!」と応援(おうえん)。会場はとても盛(も)り上がりました。たこ揚げの後、園児たちはホースで的(まと)に水をかける練習(れんしゅう)も楽(たの)しみました。
火事を出さないようにするには、一人一人(ひとりひとり)が気を付けることが一番大切(いちばんたいせつ)です。大会では、おおぞら保育園の北向陽斗(きたむきはると)ちゃん(5)、蛯名(えびな)さなちゃん(5)たち5人が「火遊(ひあそ)びするな」「大人(おとな)も火事を出すな」「この町から火事がなくなれ」と誓(ちか)いました。他(ほか)の園児たちも全員(ぜんいん)で「オー!」と力強(ちからづよ)く声を上げていました。