北海道新幹線(しんかんせん)の新青森駅−新函館北斗(ほくと)駅間(長さ約149キロ)が、3月26日で開業1周年を迎(むか)えました。奥(おく)津軽いまべつ駅(今別町)や青森市の新青森駅など、県内各地で記念イベントが開かれ、地元の児童・生徒たちも観光客の歓迎(かんげい)などに活躍しました。また、同町では、開業1周年記念フォーラムが開かれ、同町の子どもたちが奥津軽いまべつ駅から新幹線で修学旅行に出掛けた体験を発表しました。
奥津軽いまべつ駅の記念セレモニーでは、阿部義治(よしはる)町長らがテープカットしました。同町大川平(おおかわだい)地区の伝統(でんとう)芸能(げいのう)「荒馬(あらま)」が披露(ひろう)され、同地区の子どもたちも元気に踊(おど)りました。
新青森駅では、地元・新城小、新城中、青森西高の児童・生徒など百人以上が、横断幕(おうだんまく)を掲(かか)げたりしながら、観光客に笑顔(えがお)で手を振(ふ)りました。1年前の開業日や、昨年の夏祭り時期などに観光客を出迎えてきた児童・生徒が、今回も数多く参加。中村美咲(みさき)さん(新城中2年)は「自分から希望して参加しました。(観光客たちが)みんな笑顔でこちらを向いてくれた」と活動の手応(てごた)えを感じ、大石健太(けんた)君(新城小5年)は「ようこそ青森へ、という気持ちで手を振りました」と話していました。
一方、今別町開発センターで開かれた記念フォーラムでは、子どもたちが修学(しゅうがく)旅行(りょこう)の感想を発表。若佐(わかさ)心音(ここね)さん(今別小6年)は「奥津軽いまべつ駅に新幹線が来たときに興奮(こうふん)した」、畠山(はたけやま)拓斗(たくと)さん(今別中3年)は「今別から新幹線に乗って修学旅行に出掛(でか)ける最初の生徒になれてうれしかった」と振り返りました。
(学年はいずれも3月時点)