色彩豊かな油彩画など約220点が並ぶ伊藤正規展=18日午後、青森市の東奥日報新町ビルNew’sホール

 「光と彩(いろ)と-津軽を描いた巨匠 伊藤正規没後10年大回顧展」(東奥日報社、東奥日報文化財団主催)が19日から、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開かれる。18日は開幕式と内覧会が行われ、鮮やかな色彩で津軽の夏の風景を描いた大作、バラや桃など、伊藤の画業の全容を紹介する展示に関係者が見入っていた。

 2021年に没後10年を迎える五所川原市出身の洋画家・伊藤正規(まさのり)(1912~2011年)は、国内最大の美術公募展「日展」で特選を2回受賞し、後に日展会員、光風会名誉会員に推挙されるなど中央画壇で高く評価されていた。初の大回顧展となる今回は、五所川原市の所蔵作品を中心に、初期のデッサンから、日展や光風会展に出品した大作、絶筆までを展示。交流のあった芸術家の作品も含めて約220点が並ぶ。

 開幕式では、東奥日報社の塩越隆雄代表取締役が「日展審査員の先生から伊藤先生の話がよく出るが、ほとんど無名で知られていない。埋もれている価値のある方を取り上げて県民に知らせたい」とあいさつ。五所川原市の佐々木孝昌市長、同市教委の長尾孝紀教育長、伊藤の養女・井沼明子さんとテープカットして開幕を祝った。

 来年1月24日まで。12月30日から1月1日は休館。開館は午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。入場料は一般・大学生700円、高校生以下無料。問い合わせは東奥日報社事業部(電話017-718-1135、平日午前9時~午後5時)へ。