将棋(しょうぎ)の羽生善治(はぶよしはる)3冠(かん)、渡辺明竜王などの有名なプロも過去(かこ)に優勝(ゆうしょう)している「小学生将棋名人戦」。その東日本大会(3月18〜19日・東京都)への出場を懸(か)けた第20回小学生将棋名人戦県大会(県将棋連盟(れんめい)、東奥日報社(とうおうにっぽうしゃ)、東奥日報文化財団(ざいだん)主催(しゅさい))が2月26日、青森市緑3丁目の日本将棋連盟青森支部(しぶ)道場で開かれました。木村恭司朗(きょうしろう)三段(だん)(青森・三内西5年)が初優勝し、東日本大会に出ることになりました。
今回の県大会には、おいらせ、弘前、八戸、青森、三沢の県内の五つの地区予選(計96人出場)を通過(つうか)した2〜5年生の男女合わせて12人が進みました。最初に6人ずつのA、B二つの予選リーグを実施(じっし)。木村三段、市川遙人(はると)初段(三沢5年)、水谷隼也(じゅんや)初段(青森・浪岡南5年)、小西海(うみ)1級(青森・長島4年)が通過(つうか)しました。
4人による決勝リーグはものすごい接戦(せっせん)になり、木村三段、市川初段、水谷初段が2勝1敗で並(なら)びました。このため3人があらためて総(そう)当たり戦を行ったところ、木村三段が2戦全勝とし、東日本大会の青森県代表選手になりました。
木村君は「決勝リーグで1回負けたので、優勝できるのか分からなかった。優勝できてうれしい」と喜びを語り、「(東日本大会は)自分の力をすべて出し切って、悔(く)いのない大会にしたい」と初の県代表としての抱負(ほうふ)を話していました。
東日本大会の上位2人は4月の決勝大会(準(じゅん)決勝、決勝)に進み、対局の様子が5月にテレビ放送(NHK「Eテレ」)される予定です。
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決勝リーグに進んだ4人以外の、県大会出場者は次の通りです。
小野龍(三沢・岡三沢4)角哉汰(三沢5)工藤知里(青森・浦町4)成田琉真(青森・造道5)濱泰清(八戸・轟木3)林幸之介(青森・金沢2)林仁子(青森・金沢4)村田健介(八戸・柏崎5)