青森県は5日、新たに3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。八戸市の40~50代男性2人と、上十三保健所管内の30代男性1人。このうち感染経路不明は八戸の2人。4日にクラスター(感染者集団)と判明した青森市の接待を伴う飲食店「A.story(エーストーリー)」関係では、新たな感染者は確認されなかった。県は、店が小規模な上、青森市の接触者の追跡調査が順調に進んでいるとして「ある程度関連する感染者は出ても、クラスターが大規模に拡大する可能性は限定的とみられる」との認識を示した。

 県内の感染確認は累計324人となった。

 八戸市によると、新たに感染が確認された男性2人は市内の同じ事業所に勤務している。このうち50代男性は営業職で、11月29日に発症。12月3日に東北地方への移動歴がある。40代男性はデスクワークで、11月28日に発症した。

 2人はほぼ同時期に感染したとみられることから、別の人から感染した可能性が高く、感染源は分かっていない。

 この事業所には20人規模の従業員がおり、他に1人が新型コロナ感染を疑わせる症状を訴えているという。市は従業員全員を検査対象とする。

 このほか新規感染者の上十三管内30代男性は、3日に同管内で感染が確認された20代男性の知人で濃厚接触者だった。30代男性は無症状で、接触者は調査中。

 青森市の飲食店クラスターでは、11月30日に感染が確認されていた同市40代男性(290例目)も店の利用客だったことが新たに判明。客と従業員のクラスターは計7人に増え、知人らを含むクラスター関連は12人となった。県によると、12人はいずれも県外移動歴がなく、感染源や経路は依然不明。

 青森市によると、クラスター関連を含む接触者の調査では、5日までに86人の検査を終え、新たな陽性者はゼロ。検査対象はあと30人程度で、結果は6日以降に判明する。