小学生がいろいろな職業(しょくぎょう)を体験するイベント「なみおかジョブタウン」が2月5日、青森市浪岡地区で開かれ、同地区の約220人があこがれの仕事の作業に励(はげ)んだり、社会の仕組みを学んだりしました。
市教育委員会から依頼(いらい)されて、同市のNPO法人や、浪岡地区の大人の人たちなどが協力して、今回のイベントを考えました。会場の市浪岡中央公民館を1階から3階まで全部使って、部屋ごとに「歯科医」「警察官(けいさつかん)」「写真館」「プリザーブドフラワー」「パン屋」「お菓子(かし)屋」「家具作り職人(しょくにん)」など14の仕事体験コーナーができました。
「八百屋(やおや)」では、子どもたちは商品を売るだけでなく、小さく切った野菜の試食をお客たちに勧(すす)めたりしました。工藤逸生(いつき)君(浪岡南小1年)は「少し緊張(きんちょう)したけれど、上手に売ることができて良かった」とニッコリ。「建築士(けんちくし)も楽しみ」と胸(むね)を躍(おど)らせていました。
消防士(しょうぼうし)のコーナーでは、火災(かさい)現場(げんば)で使う「防火衣(ぼうかい)」や空気ボンベを子どもたちが身につけました。「火を消すのがすごいと思って、消防士を希望しました」という鎌田幸純(こうじゅん)君(浪岡南小4年)も消防士姿になりましたが「結構(けっこう)重い」と驚(おどろ)いた様子。「災害(さいがい)救助犬訓練士の体験もやってみます」とも話していました。
仕事を体験すると、このイベントだけで使えるお金「バサラ」を給料としてもらえます。子どもたちは、自分で稼(かせ)いだバサラを使って、会場で買い物や習い事に使っていました。