青森県は2日、新たに8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。居住地別では青森市6人(10歳未満~50代男女)、八戸市が市職員の30代男性1人、三戸地方保健所管内が20代男性1人。現時点で経路不明は八戸市、三戸地方管内の計2人。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「感染経路不明が毎日増えていて、由々しき状況。予防行動をさらに徹底する必要がある」と注意喚起した。県内の感染確認は累計307人となった。

 八戸市によると、市職員は長根屋内スケート場「YSアリーナ八戸」に勤務している。11月20~22日に同スケート場で開かれた全日本選抜スピードスケート大会で、21~22日に一般来場者の入場受け付けを担当していた。

 小林眞市長は「濃厚接触者に当たる来場者はいないという認識だが、来場された方で体調に変化がある場合は速やかにかかりつけ医などに相談してほしい」と呼び掛けた。

 男性は23日に発症。発症後は23、29日に勤務し、それ以外は体調不良などで休んでいた。市は同スケート場を3日から当面休館する。

 一方、三戸地方管内は11月25日の初確認から感染者が計5人となった。関連があるのは、日本原燃(六ケ所村)協力会社の社員と同居人ら計3人の1グループのみで、県によると、30日に判明の10代、新規の20代男性は無関係。居住地も別の町村で経路不明という。

 青森市は新規が6人だが、このうち10歳未満~40代男女の5人は既に確認されている感染者の知人ら。ほか50代男性1人も関東への移動歴があり、県は関東滞在の際に感染したとみている。市によると、6人の濃厚接触者は現時点で同居人ら計6人。

 感染者の関係性では、新たに確認された303例目の20代女性が、2日までに確認された30代女性(298例目)、50代男性(289例目)のそれぞれ知人と判明。この30代女性は、11月30日に確認された30代女性(291例目)や新規の306例目の40代男性とも知人と分かり、県はこの5人が感染の1グループとしてつながったとしている。

 大西医師は「まだ調査中だが、場所の接点が出てくればクラスターとなる可能性がある」と述べた。

 また市は、1日に感染確認を発表した30代男性について、その後の調査で接触者34人を新たに特定し、検査を進めている。11月30日~今月1日に確認された感染者計7人の濃厚接触者ら24人は、2日発表の20代女性と30代男性以外、全員陰性だった。