三好次長(右)の話に聞き入る青森大学社会学部の受講生たち

 青森大学社会学部の櫛引素夫教授の研究室は30日、新聞などのメディアに親しむ取り組み「ニュース・カフェ・プロジェクト」の一環で、新聞社の仕事について社員から直接話を聞く授業を青森市の同大で行った。東奥日報社のビジネスセミナーを活用、編集局報道部の三好陽介次長が記者の仕事の苦労とやりがいを語った。

 授業は新聞の役割や新聞社の仕事に理解を深め、大学生の視点から新聞が抱える課題、可能性を考えるのが狙い。同日から12月21日まで計4回、東奥日報社の編集・デジタル・事業部門の担当者が講師として仕事の内容を紹介する。

 授業の中で三好次長は心に残る取材などを紹介。「倒産した企業や事件・事故の取材など非常につらいと思ったこともあるが、そこに行って話を聞かなければ、そのつらさすら伝えることができない。新聞記者にとって現場に行くことが一番大事」と述べた。

 受講した社会学科3年の大渡紀和さん(21)は「どんなに通信機器が発達しても新聞をつくっているのは『人』であることがよく分かった」、同2年の相坂匠飛(たくと)さん(19)は「つらいと思う取材がある-との言葉が心に残った」と話した。