青森県は27日、新たに2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1人は八戸市を訪れた北海道在住の20代男性(軽症)で、市によると自衛隊員。航空幕僚監部は同日、この隊員が奥尻島分屯基地所属と発表した。もう1人は三戸地方保健所管内(三戸郡6町村とおいらせ町)の10歳未満(無症状)で行動歴や性別など非公表。県は感染者との関係性についても非公表としているが、26日に感染が判明した同管内30代男性と同一グループとされる。県内確認の累計は287人となった。

 八戸市によると、男性隊員は21日に私用で同市を訪れ、親族宅に滞在。24~25日にはこの親族と自家用車で東北の他県を訪れた。25日に発熱やせきなどの症状があり、同市の医療機関を受診。検査した結果、26日に陽性が判明した。確認されている濃厚接触者は親族1人で、接触があった同市在住の知人1人も検査対象とする。男性の感染経路について市は「市内での移動歴や他者への接触がほぼない。北海道で感染した可能性が高い」との見方を示した。

 所属基地がある奥尻町では、この男性隊員が青森県入りした後の24日以降、感染者が複数確認され、町が不要不急の往来を控えるよう呼び掛ける事態となっている。空幕広報室の担当者は「プライベートも防衛省の方針に従って行動していたが、結果的に感染してしまったのは残念。保健所の調査に協力し、感染拡大防止に努める」と語った。

 また、25日に感染が判明した八戸市立市民病院の女性看護師の接触者調査では、対象者56人のうち、12人の陰性が新たに確認された。残る5人は検査中。

 県によると、三戸地方管内の30代男性の濃厚接触者は29人。この男性が協力会社の社員と発表している日本原燃(六ケ所村)によると、職場関係の濃厚接触者は19人に増えた。29人中20人以上が検査で陰性となり、28日以降に全員の結果が判明する。

 一方、青森市によると、25日に感染が確認された同市40代男性に関して新たに23人の接触者を確認し、順次検査を進めている。