青森市の三内小学校と三内西小学校の6年生が、市内の見どころを英語で紹介(しょうかい)する観光パンフレットやポスターを作成しました。新型(しんがた)コロナウイルスの影響(えいきょう)で外国人観光客が減(へ)っていることから「コロナが収束(しゅうそく)したら、外国から観光客が訪(おとず)れてもっと青森市の魅力(みりょく)を知ってほしい」という思いを込(こ)めました。
作品約120点が同市のアスパムに展示(てんじ)されました。一人一人がお気に入りの場所などを紹介しており、三内丸山遺跡(いせき)、アスパム、浅虫水族館、棟方志功(むなかたしこう)記念館、モヤヒルズ…などなど、見どころがたくさんあることが分かります。中には「味噌(みそ)カレー牛乳(ぎゅうにゅう)ラーメン」を紹介した人もいます。
外国語の授業(じゅぎょう)の時間に、パソコンを使って約1カ月かけて作りました。取り上げたものの名前や特徴(とくちょう)を写真と手書きの英文で説明し、最後に「It’s fun(楽しいよ!)」などと結んでいます。
三内丸山遺跡を取り上げた三内小の田附英樹(たつき・ひでき)君は「英単語が難(むずか)しかったけど、かっこよくできたと思う」とニッコリ。アップルヒルなどを写真ではなく手描(てが)きのイラストで紹介した三内西小の白取夏蓮(しらとり・かれん)さんは「見てもらうなら、自分の絵で表現(ひょうげん)したほうがいいと思った」、空いたスペースにアマビエの画像(がぞう)などを入れた同校の安立凛花(あだち・りか)さんは「自分が行って楽しい場所を選んだ。外国人に青森のことをもっと知ってほしい」と話しました。
三内西小の松野雄介(まつの・ゆうすけ)教諭(きょうゆ)は「説明文は個性(こせい)や思いが伝わるよう手書きにした。苦労はしたが成果はあったのでは」と話しました。同校は近く台湾の小学校と交流する予定があり、今回のパンフレットやポスターを送ることも考えています。