新年の目標を書にしようという講座(こうざ)が2016年12月末、青森市中央市民センターで開かれ、書道初心者の子どもたちが基本(きほん)を習いながら、自分で考えてきた言葉を一生懸命(けんめい)、作品にしました。
この講座は、同センターが2015年から夏休みと冬休みの期間に開いています。同センターから依頼(いらい)された、市内の書道愛好家・長内志津子さん(37)が先生役です。書道を習ったことがほとんどない市内の小学生4人が参加し、「健康」「決心」「良い字」「正直」という、それぞれが考えてきた新年の目標の言葉を練習しました。
長内さんは、道具の準備(じゅんび)や後片付(あとかたづ)け、筆の持ち方や運び方などの基本的なことから、文字のかっこいい書き方まで教えてくれました。
最初はあまり上手に書けなかった子どもたちも、約2時間の練習で先生に教わると、どんどん上達。10枚(まい)ほど書くと、見違(みちが)えるほどいい文字になりました。
「決心」を書いた平山渉夢(あゆむ)君(造道小3年)は「最初はうまくなかったけれど、練習して上手になって良かった」と笑顔(えがお)。福井心海(ここみ)さん(大野小5年)は、「健康」という作品を書き「難(むずか)しい漢字なので、家に帰ってからもまた練習したい」と話していました。