青森県は5日、新たに8人(30~80代以上の男女)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち八戸市の50代女性は、クラスター(感染者集団)が発生した市内の2介護施設を利用し、既に陽性が判明している80代以上の女性の親族。一方、両施設の職員、利用者ら約240人のPCR検査結果は5日までに全て判明し、施設内で新たな感染者の確認はなかった。

 同市はクラスターが発生した通所型介護施設「デイサービスセンターひまわり苑(えん)」、サービス付き高齢者向け住宅「ファインスカイ」の2施設を利用した人や職員、関係者の検査を進めていた。

 今後、利用者、職員の知人ら施設外で新たに分かった濃厚接触者7人を検査。このほかさらに接触者の特定を進める。

 小林眞市長は「二つの施設における感染はある程度先が見えている状況だと思う」との見解を示した。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「まだ収束と言うには時期尚早。連鎖を絶つことができれば安心する状況が生まれる」として、市の調査を注視していくと述べた。

 新規感染者8人のうち、青森市の50代男性について、県は関東方面への滞在の際に感染したとみている。現時点でこの男性から感染が広がる状況にはないという。

 弘前保健所管内の新規感染者は6人。このうち30代女性、60代男性、80代以上の女性の3人は、1日に感染が判明した50代女性と同居している。この50代女性の知人の30代女性の感染も確認された。

 同保健所管内の感染者はこのほか、感染が判明している2人の職場関係者の60代男性、感染が分かっている人と同居している60代女性。弘前市で発生した飲食店クラスター関連は191人(県外確認の5人を含む)となった。

 重症者は3人、中等症は10人。症状が一時重症化し人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を装着していた2人の症状がさらに改善し、軽症になった。

 県内の感染確認は264人、経路不明は40人。