青森県は2日、新たに8人(10歳未満~80代以上の男女)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち八戸市の1人(80代以上女性)は、クラスター(感染者集団)が発生した市内の通所型介護施設の利用者(232例目)が入居する、別の介護施設の入居者。通所型の利用者は複数の介護サービスを受けているケースが多く、接触者の対象がさらに広がることが懸念されることから、市と県は連携して濃厚接触者の特定を進めている。県内の感染確認は累計244人となった。

 八戸市によると、80代以上女性が入居しているのは市内にある入居型施設。

 市内の別の介護施設で感染が新たに確認されたことについて、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「当然そういうこともあり得る。通所型の利用者は複数のサービスを利用している可能性が十分あるので、そこを含め、調査をスピードアップして、できるだけクラスター化を抑えることが非常に重要だ」と強調した。

 市によると、入居型施設の検査対象者は職員と入居者合わせて50~60人。大西医師によると、この施設の濃厚接触者は現時点で把握できる見通しだという。

 県と市によると、利用者と職員計7人の感染が確認され、クラスターとなった同市の通所型介護施設「デイサービスセンターひまわり苑(えん)」について、職員20人の検査は終了。利用者約90人のうち検査未着手は残り38人ほどになったという。

 一方、1日に感染が判明した、ひまわり苑利用者以外の70代女性1人(236例目)について、同居する親族女性が10月17日に同施設を利用し、その後、亡くなったことがこれまでの調査で分かっている。大西医師は親族について「既に亡くなって検査できる状況ではないが、コロナに感染していた可能性が高い」と説明。親族を感染者と見なし、70代女性はひまわり苑クラスター関連の感染者-との見方を示した。

 新規感染者8人のうち残りの7人は全て弘前保健所管内で、弘前市の飲食店クラスター関連とされる。このうち2人は院内感染が確認された弘前市の弘愛会病院の職員の同居人の職場関係者(215例目)の同居人や知人。

 飲食店クラスター関連は20日連続の感染確認となり、感染者の合計は185人(県外で感染が確認された5人含む)。このほか、経路不明者は27人となった。