三村申吾知事は2日、八戸市の通所型介護施設で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)に危機感を示し、「広がりを絶つために職員や利用者、その家族などで心当たりのある人は外出を控えて」と呼び掛けた。県危機対策本部会議後、報道陣の質疑に応じた。

 三村知事は、通所型福祉施設でのクラスターは県内では初めてとし、「通所型は一定の人数の往来があり、利用者の家族もいる。どう広げないか重要な局面」と強調。濃厚接触者でPCR検査結果待ちの人や施設職員、利用者やその家族などで体調不良の人は出勤、外食などを含め外出せず、来訪者にも対応しないよう求めた。

 県内での新たなクラスターの発生で病床の逼迫(ひっぱく)具合はさらに厳しくなりつつある。三村知事は感染状況について「病床の使用率の部分はステージ3(25%以上)だが、その他の指標は該当しない」とし、外出自粛要請を含めて「局所的な実態などを見て的確に対応していく」と語った。

 対策本部会議で三村知事は、八戸市の介護施設に対する非難の電話があるとして、施設への中傷はやめるよう県民に重ねて要請した。