青森県弘前市の飲食店クラスター(感染者集団)を巡り、利用客からは「保健所に連絡したのに、症状が無いことを理由にPCR検査を受けられなかった」など弘前保健所の対応を疑問視する声が上がっている。県は「発生初期のころは多少混乱していた部分もあり、行き違いがあったかもしれない」と釈明。利用客を含め、心当たりがあれば無症状でも保健所に連絡するようあらためて求めた。

 県は利用客らに対し、無症状であってもPCR検査を実施する方針を示してきた。だが、一部からは無症状を理由に検査を受けられず折り返しの連絡もなかった-との批判も出ている。

 県健康福祉部の奈須下淳次長は「クラスター初期のころは、症状のある方を優先して医療につなげていくことから、そういった話をさせていただいた可能性はある」と話した。

 一方、PCR検査について奈須下次長は22日午後5時半の会見で「検体採取も検査自体の数もかなり増えている」としつつ、検査待ちの人数や検査を受けるまでの期間については「数は把握していない」「この段階では示せない」と繰り返した。

 奈須下次長はその後、同午後8時の報道陣への説明で「現状を確認した。おおむね(相談の)翌日には検体を採れるように手配している。利用客はもちろん、クラスター関連の連絡をしてきた人で(何日も)検査を待っている人はいないと認識している」と話した。