青森県は19日、新たに18人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。弘前保健所管内16人、五所川原管内1人、青森市1人。18人中6人がクラスター(感染者集団)となった弘前市の飲食店「シャモン」の客で、飲食店クラスターは計59人(客38人=県外在住4人含む、従業員21人)に拡大した。ほか12人は大半がクラスター関連の同居人、知人など2次感染者とみられているが、1人は3次感染の可能性も出てきた。確認されている2次感染者は現時点で29人に増加。接触者の調査は依然難航しており、県は2次感染、3次感染と続く懸念があるとみている。県内の感染確認は累計122人。

 3次感染が疑われるのは弘前管内の50代男性(115例目)で、17日に判明した同管内70代女性(98例目)の知人。女性は現時点でも感染経路不明のため、男性が2次感染か3次感染か確認できないという。

 県によると、感染する恐れがある期間(9月28日~10月10日)に同店を利用した客約180人は、検査済みが62人となり、陽性34人、陰性28人。検査中は4人で、ほか約120人の特定は進んでいない。

 県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「時間の経過とともに、クラスター本体の1次感染者より2次、3次の感染者が増えてくる。新たなクラスターを防いでいくことが重要になる」と述べた。

 新たに確認された客6人は、いずれも弘前管内の30~60代男性。3次感染の可能性が否定できない1人を除き、ほか11人はクラスター関連の2次感染者とされる。2人は学齢期の10代で、行動歴や性別、感染者との関係などは非公表。18日判明の103例目と同様、県は個人の特定を防ぐためとしている。3人は接点がなく、同じ学校などではないとされる。

 五所川原管内の40代男性(122例目)は、感染が確認された鯵ケ沢町職員2人(85例目、104例目)の職場関係者だという。

 また県によると、当初軽症だった入院中の70代女性1人が新たに重症となり、重症者は現時点で2人に。このほか入院中の40代男性と60代男性が新たに酸素投与が必要な状態となり、中等症は計3人となった。重症、中等症の5人はいずれも弘前管内とみられる。

 弘愛会病院(同市)の患者と職員ら計239人の検査は終了。陽性は医師と職員の計5人で変わらず、ほかは全員陰性と確認された。病院クラスターは5人で確定した。19日現在、入院中29人、宿泊施設療養中が5人増えて8人。ほか48人は入院など調整中。