青森県は18日、新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。弘前保健所管内2人、五所川原保健所管内2人。うち2人がクラスター(感染者集団)となった弘前市の飲食店「シャモン」の客で、ほか2人も関連する感染者という。飲食店クラスターは計53人(客32人=県外在住4人含む、従業員21人)と前日より1人増加した。従業員の検査が終了し、感染リスクが高いとみられる利用客の特定も難航しているため、新規感染者は4日ぶりに1桁となった。

 県内の感染確認は累計104人に。県によると、感染する恐れがある期間(9月28日~10月10日)に同店を利用した約180人のうち、県環境保健センターで検査済みなのは県内の40人で、うち13人が陰性だった。これまでに集まった検体は計54件。このほかの約130人と接触者については保健所が調査を進めているが、依然、難航している。

 まだ名乗り出ていない利用者から感染したとみられる陽性者がいることや、検査を受けていない利用客が相当数いることから、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「依然として感染拡大の恐れがある」と述べた。県によると、国のクラスター対策班が19日にも現地入りする。

 飲食店クラスターは新たに客2人を確認した一方、県は65例目の40代男性が「直接の利用客でないことが判明した」として、このクラスターから除外した。

 103例目の10代について、県は学齢期であることは明らかにしたものの、個人の特定を防ぐため、行動歴や感染者との関係などを非公表とした。県健康福祉部の奈須下淳次長は、3次感染ではないとした上で「(感染者が通う)学校や教育委員会などで必要な感染防止対策を取ることになっている」と説明した。

 また、鯵ケ沢町によると、104例目の40代男性は同町職員。85例目の町職員男性(飲食店利用客)と接触した経緯がある。両職員とも窓口業務は担当していない。両職員に接触したと思われる町職員は十数人に上り、19日から自宅待機とする。県によると、軽症だった50代男性1人が18日までに酸素投与が必要となり、中等症となった。