前半序盤、日本の先制点に沸く町民ら=19日午後9時すぎ、野辺地町中央公民館
同僚と抱き合い、日本代表の勝利を喜ぶ原口嵩玄さん(右)=19日午後10時51分、八戸市三日町

 サッカーW杯初戦を大金星で飾った日本代表。青森県内では、県人初のW杯代表に選ばれ、先発出場した柴崎岳選手の出身地・野辺地町でパブリックビューイング(PV)が行われ町民が声援を送ったほか、県内各地のスポーツバーでも多くのサポーターが日本の勝利に酔いしれた。
 野辺地町の中央公民館には、町内や青森市などから約170人が集まった。午後8時10分ごろ、柴崎選手の先発が分かると、会場は明るい雰囲気に。試合開始直後にコロンビアの選手が退場になり日本が先制点を奪うと、会場は大騒ぎとなった。
 柴崎選手がコーナーキックなどを蹴る場面は「岳、岳、岳」とコールが巻き起こった。同町の千葉功さん(46)は「岳選手は任務をしっかり果たしている。ぜひ得点をしてほしい」と期待。後半34分、相手選手に足を踏まれた柴崎選手が歩いて退場すると、温かい拍手が送られた。
 柴崎選手の父忠雄さん(62)は「捻挫でなく安心した。岳は悪くない出来で、次の試合につながるはず」と喜んでいた。
 八戸市三日町のダイニングバー「SOUL CHILD」では、約50人の市民らがテレビ観戦。海自八戸航空基地のパイロットで、日本代表の原口元気選手の実兄・嵩玄(しゅうと)さん(30)も同僚と駆け付け声援を送った。原口選手にボールが回るたびに「いけ」「いいぞ」と声を飛ばし、試合終了のホイッスルが鳴ると、店内は割れんばかりの大歓声に包まれた。嵩玄さんは「弟は昔は自分が決める-といったプレーが多かったけど、今回は守備でチームに貢献していた。次も弟らしい攻撃的なプレーを期待したい」と声を弾ませた。
 青森市古川1丁目のスポーツバー「BERRY BERRY」では約50人のサポーターが試合を見守った。職場の仲間と訪れた同市の地方公務員阿部康成さん(49)は「勝ってしまってびっくり。柴崎選手が出るかもしれないということで昨日、急きょ集まることに決まった。小さいころから注目していたので活躍していてうれしい」と話した。
 弘前市本町のスポーツバー「7NANA」には約40人が集まり、大型テレビの前に陣取った。試合終了後、30年以上の日本代表ファンだという弘前市の介護職員盛良人さん(46)は「最高の試合内容。同点にされても大丈夫だと思った。次の試合は柴崎のゴールに期待している」と興奮気味に話した。
 柴崎選手の母校、青森山田高の寮では、サッカー部員ら50人以上が試合を見守り、檀崎竜孔主将は「アシストや得点で代表を引っ張ってもらいたい」と声援を送った。

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