(左から)インバウンドコーディネーターの山内リチャードソン澄子さん、食育料理家のなぎさなおこさん

 食材の宝庫・青森県の恵まれた環境と食文化を未来に引き継ぐため、今回から始まる「あおもり未来キッチン」。子どもたちに知ってもらいたい郷土の食を、八戸市在住の食育料理家・なぎさなおこさんと、青森市在住のインバウンドコーディネーター・山内リチャードソン澄子さんが紹介する。初回は「子和(こあ)え」(切り干し大根とニンジンとタラコの炒り煮)です。

(Aomori is a treasure box of food surrounded by abundant nature. “Aomori Future Kitchen” is a series of articles written to hand down the rich food culture of Aomori to the next generation. The writers of the articles will be Ms. Naoko Nagisa; a professional cook & food educator from Hachinohe City and Ms. Sumiko Richardson-Yamauchi; an inbound tourism coordinator from Aomori City. The first regional dish they will talk about is “Sautéed and Simmered Kiriboshi-daikon, Carrots and Tarako”.)

 青森の郷土料理である子和え(こあえ)・子炒り(こいり)は、ニンジンや糸こんにゃくとほぐした生のタラコを炒めて作る料理です。冬が寒い青森では、保存できる食べ物である乾物文化も盛んなため、今回は切り干し大根を使い、また、生のタラコは手に入らない場合も多いので、作りやすいよう市販の塩タラコを使いました。ごま油の代わりにバターを使ってコクを出したり、隠し味に一味唐辛子やブラックペッパーを使ってもコクがあっておいしいですよ!

 

●子和え

材料(Ingredients)

・切り干し大根…20グラム(ぬるま湯で戻す)0112a.jpg

・人参…2分の1本(千切り)

・たらこ・または明太子…1腹(50g)

・水…100cc

・白だし…大さじ1

・酒…大さじ1

・しょうゆ…小さじ1くらい(たらこの塩分によって調整)

・ごま油…小さじ1(またはバター10g)

・20g kiriboshi daikon (dried radish strips)

・1/2 carrot (shredded)

・50g tarako (cod roe) or mentaiko (spicy cod roe)

・100cc water

・1 tbsp shiro-dashi (dashi stock with white soy sauce)

・1 tbsp cooking sake

・About 1 tsp soy sauce (less if using salty tarako)

・1 tsp sesame oil (or 10g butter)

 

作り方(Directions)

 

1.もどす(Soak)

切り干し大根はぬるまゆで戻します。

(Soak kiriboshi daikon in lukewarm water to rehydrate.)

2.きる(Shred)

人参は千切りにします。

(Shred the carrot.)

3.ほぐす(Remove)

たらこに切り込みを入れてスプーンなどで皮からはほぐします。

(Cut a bag of tarako open and remove eggs from inside using a spoon.)

4.いためる(Saut〓)

鍋にごま油を入れて、人参を炒めます。

(Add sesame oil to a pan and saut〓 the shredded carrot.)

※〓はeに記号アキュートアクセント

5.あじつけする(Season)

 

人参がしんなりしたら、水、白だし、酒を加えます

(When the carrot is soft, add water, shiro-dashi and cooking sake.)

6.煮る(Simmer)

 

切り干し大根を入れて汁気がなくなってくるまで煮たら、ほぐしたたらこを加えて全体に絡めます。たらこに火が通ったら、味見をしてしょうゆで味を調えて完成です。

(Add kiriboshi daikon and simmer until liquid is gone. Add tarako and mix it with the other ingredients. When the tarako is cooked, add soy sauce and adjust for taste.)

Enjoy!

 

「雪中にんじん」今だけ/なぎささん 1月から3月にかけて、県内のスーパーでも「雪中にんじん」「雪人参」と呼ばれる味の濃くて甘いニンジンが出回ります。冬に収穫されるニンジンは、雪の中の寒さでも凍らないよう身を守る為に糖分を蓄えるので甘みや旨味がぎゅーっと濃縮されてフルーツのようです。お料理はもちろん、野菜スティックやジュースにもおススメです。この時期しか味わえないので、普段のニンジンと食べ比べてみてくださいね!

 

魚卵苦手な外国人も/山内さん タラコは、英語で「cod タラ+roe 魚の卵=cod roe」です。日本以外でも、タラコ、キャビア、からすみなどの魚卵は特にヨーロッパを中心に世界の色々な国で食べられています。

 ただ出身国によっては魚卵を食べたことが無い人や苦手とする海外の人も多いので、そんな時は“Are you ok to eat~(~を食べられますか)?”と最初に聞いてあげると親切ですね。