青森県八戸市は2日、関東に滞在歴のあった20代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、陸上自衛隊は同日、八戸駐屯地で勤務する20代の隊員が感染したことを明らかにした。取材によると、両発表は同一人物。市によると2日時点で濃厚接触者は確認されていないが、引き続き調査を続ける。県内での感染確認は37人目。八戸市での感染確認は10人目で4月3日以来、約6カ月ぶり。

 市によると、女性は7月から9月29日まで関東地方に滞在。29日に新幹線で八戸市へ移動中、関東滞在期間に接触した人がPCR検査を受けていることが分かった。このため、他者との接触を避けて移動した。

 30日、関東滞在中に接触した人の陽性が判明。女性は同日夜に37度台後半の発熱があり、翌10月1日に帰国者・接触者外来を受診し検体を採取。2日、県環境保健センターでPCR検査の結果、陽性が判明した。

 県によると、女性は濃厚接触者として検査を受けた。関東での陽性者との接触について県は「居住空間を共有していたため、濃厚接触者と判断された」と説明した。

 市によると、女性は新幹線で別の1人と共に移動していたが、もう1人はPCR検査で陰性だった。

 女性は現在、市内の医療機関に入院中。熱は下がっており、その他の症状もみられないという。

 陸上幕僚監部によると、感染した隊員は9月29日まで陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で隊員教育を受けており、この教育を受けた人の中に陽性者がいた。隊員は八戸市に戻った後、八戸駐屯地内の寮で隔離。基地内を消毒するなどしたという。陸上幕僚監部広報室は「隊員の行動歴をあらためて確認し、感染経路特定に努める」としている。