東奥日報社と東奥日報文化財団主催の「第74回青森県俳句大会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため紙上形式で開かれ、深浦町の草野力丸さん(86)が総合1位の県知事賞に輝いた。特別選者に「森の座」代表の横澤放川(よこざわほうせん)氏を迎え、全投稿者236人が特別選、宿題の合計点を競った。

 草野さんは「藍生」「深浦俳句会」会員。今回は、特別選「夏季雑詠」の地位に選ばれた「青蘆の跪坐成すみさき千空碑」や、「施設への妻に香水シャネルの五」(宿題「香水」)などを詠んだ。昨年の2位をはじめ例年上位に顔を並べていたが、初参加から三十数年にして頂点に立った。

 草野さんは取材に対し「今年は席題がない上、宿題ではあまり点数を得たことがなく、あきらめかけていたので総合1位は夢のようだ。今後も作句する上で、地元の白神山地を大事なテーマにしながら、欲を出さずにコツコツと続けていきたい」と話した。

 特別選の天位には、中澤玲子さん(弘前市)の「消えかかる虹を待たせて母を呼ぶ」が選ばれた。

 ほかの結果は次の通り。

 ◇総合
(2)中島五郎(青森)(3)河村仁美(八戸)(4)佃正子(十和田)(5)西川無行(八戸)(6)佐々木寿子(十和田)(7)五十嵐かつ(藤崎)(8)高橋まちこ(青森)(9)櫛引麗子(五所川原)(10)蒲田吟竜(深浦)(11)成田晃子(青森)(12)七戸富美子(同)(13)大瀬響史(弘前)(14)中澤玲子(弘前)(15)齊藤君子(青森)(16)畠山容子(弘前)(17)澁田紀子(青森)(18)後藤朋子(平川)(19)三ケ森青雲(八戸)(20)森下睦子(五所川原)
 ◇特別選
 ▽人位 鈴木志美恵(五戸)