青森市は28日、関東に滞在歴のあった同市在住の30代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。女性の職業や詳しい行動歴については、県の新基準に従い、非公表。市は女性の同居者1人を濃厚接触者としてPCR検査を行ったが、結果は陰性だった。県内での感染確認は8月27日以来、約1カ月ぶりで、累計36人目。同市での感染確認は9人目となった。

 青森市保健所によると、女性は12日まで関東に滞在し、13日に同市に移動。16日、発熱や喉の痛みで医療機関を受診したが、17日にはいったん解熱した。

 その後、24日になって再び喉の痛みや味覚障害などの症状が現れたため、コロナ感染疑いのある人たちの対応に特化した同市の「地域外来」を受診。翌25日、市PCR検査センターで検体を採取した結果、週明けの28日に陽性が判明した。

 同市では、6月の地域外来開設以降、感染疑いがある人を市PCR検査センターへとつなぐ流れが定着しているが、これまでの検査数約400件のうち、陽性が確認されたのは初めて。

 女性は現在、市内の医療機関に入院しているが、特段の症状は見られず、重症でもないという。

 今回から発表項目に加わった「14日前からの陽性者との接触の有無」については不明だった一方、記者会見で小野寺晃彦市長は「関東方面に遠因を持つ可能性がかなり高い」と話した。