酸ケ湯マッチと、志功直筆で「八甲田山 すかゆ まっち装」と書かれた紙
志功がマッチ箱装丁用に描いた倭画

 マッチ擦るつかのま海に  霧ふかし身捨つるほどの  祖国はありや  青森県出身の寺山修司がこう詠んでから60年。禁煙が広がり、マッチ自体を目にする機会も減っている。寺山が歌を詠んだのと同じころ、青森市出身の板画家・棟方志功は、生涯愛した同市の酸ケ湯温泉で、マッチ箱の装丁をデザインした。時代の波に押され、この酸ケ湯マッチもまた姿を消したが、志功が残したデザインは同温泉内に息づいている。

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