ミニ四駆(よんく)作り、夏休みの思い出に−。七戸町立鷹山宇一(たかやまういち)記念美術館(びじゅつかん)で8月11、13、14の3日間、ミニ四駆工作教室が開かれました。初めての子どもたちも教えてもらいながら、慎重(しんちょう)に組み立てていました。
同美術館では、特別展(てん)「模型(もけい)のタミヤがやってきた−永遠(えいえん)に僕(ぼく)らの心は少年さ−」(9月4日まで)が開かれています。タミヤ(静岡市)はミニ四駆でも知られているメーカーです。
ミニ四駆は、乾電池(かんでんち)でモーターを動かして走る全長十数センチのプラスチックの自動車模型で、1982年に販売(はんばい)が始まり、80年代、90年代とブームになりました。今、ブームがまた訪(おとず)れ、全国各地のミニ四駆大会はにぎわっています。
工作教室は、タミヤ展の関連企画(きかく)として行いました。参加者は、3種類の模型キットから一つを選択(せんたく)。ニッパーを使って部品を切り離(はな)し、ボディーを組み立て、シャシーにタイヤやギア、モーターなどを取り付けました。電池をセットしスイッチを入れるとタイヤが回り、歓声(かんせい)が上がりました。完成したミニ四駆は、タミヤ展会場内の専用(せんよう)コースで実際(じっさい)に競走させました。
五所川原小6年の山谷晴空(はる)君は「しっかりくっつけるようにと教えてもらい、きれいに作れた」、下田小4年の栗山挙(あぐる)君は「初めて作った。思っていた以上に速かった」と満足そうでした。