役場前の通りを自転車で走行するシーンに臨んだ駒井さん(中)。左は町民として参加したエキストラ、白い車は撮影車

 津軽地方を舞台に、人見知りで内気な女子高校生の成長を描く映画「いとみち」は撮影8日目の24日、ヒロイン相馬いとが住むという設定の青森県板柳町で撮影が始まった。いと役の駒井蓮さん(平川市出身)が町役場や図書館などで撮影に臨んだ。同町では30日以降にも撮影する予定。

 役場前の通りを制服姿のいとが自転車で走行するシーンは、町産業振興課の職員らが協力し、人や車の通行を止めて撮影した。近くをたまたま通りかかったという40代女性は「映画の撮影はこうやってやるんだ」と見入っていた。

 いとが図書館を訪れるシーンでは、同課の松山和瑚さん(26)が図書館職員役のエキストラとして出演。松山さんは「貴重な体験ができた」と興奮気味に話し、「大学時代から『いとみち』のことは知っていた。板柳が舞台の作品は少ないので、映画を通じて町の良さを知ってもらい観光にもつなげたい」と語った。

 一方、クラウドファンディングで募っていた制作資金が、24日までに目標に達したことについて、松村龍一プロデューサー(51)は「こんなに早く達成できるとは思わなかった。津軽の人の温かさに触れ感無量。今後も気を引き締めて撮影を続けていきたい」と感謝を述べた。