中島さん(右)にネルドリップの手本を示す成田代表=弘前市の成田専蔵珈琲店

 人見知りで内気な津軽弁少女の成長を描く映画「いとみち」で、物語の舞台となるのが、少女がアルバイトする「津軽メイド珈琲店」。撮影に当たっては青森県弘前市の成田専蔵珈琲店(成田専蔵代表)が協力し、店長役の俳優中島歩さんにネル(布)ドリップの所作を指導した。

 撮影セットのコーヒー関連器具も同珈琲店が提供している。指導は16日のクランクイン前に行われた。

 毎日ペーパードリップでコーヒーを入れるという中島さんだがネルは初めてといい、まずは成田代表が手本を示した。続いてポットの持ち方やお湯を注ぐ姿勢、コーヒーの粉を取り出す手さばき、カップへの注ぎ方などを伝授。中島さんは何度も味見をし、入れ方によって味が変わることを自分の舌で確認した。

 ネルドリップの習得には半年以上かかるとしつつ、成田代表は「覚えが早いし、入れる姿もかっこいい。本当にコーヒー店を開ける」と太鼓判を押した。

 中島さんは「難しいが、いい時間になった。お店の名に恥じないよう頑張る」と語った。メイドカフェでの撮影シーンでは店長として、優雅に丁寧にコーヒーを入れながら、古坂大魔王さん(青森市出身)らとの掛け合いを見せた。

 「いとみち」の撮影は10月上旬まで、弘前市や板柳町などで行われる。東奥日報社のクラウドファンディング「ハナサカ」で制作資金を募っている。

【関連リンク】ハナサカ