青森県弘前市は18日、今冬のインフルエンザ予防接種費の補助対象を広げ、65歳以上の高齢者、小学2年生までの子ども、妊婦、重い障害がある人の接種費用を無料にすると発表した。新型コロナウイルスとの同時流行を避け、医療現場の混乱を防ぐのが目的。

 市はこれまで、インフルエンザの予防接種を未就学児は1回無料とし、65歳以上や60歳以上で障害のある人は自己負担1600円で受けられる助成制度を設けていた。

 本年度は生後6カ月から就学前までの子ども、小学1、2年生、小学3~6年生で障害のある児童は2回分を無料とする。妊婦や中学生以上で重い障害のある人は1回無料。65歳以上も自己負担ゼロで接種できる。補助対象の市民は約3万5千人の見込み。

 接種期間は10月1日から順次始まり、来年1月末まで。市は25日、接種助成事業費1億4609万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を市議会に提出する。桜田宏市長は記者会見で「重症化リスクの高い方が安心して生活できるよう助成を拡充した」と述べた。

 補正予算案にはこのほか、市立小中学校の職員室への冷房設備設置費、電子入札導入費などを計上。補正額は5億3331万円で、補正後の予算は987億2214万円となる。