弘前市内のビルに作られたメイドカフェのセットで撮影に臨んだ駒井さん(中央)
撮影の合間に東奥日報取材に答える横浜監督(右)と駒井さん

 津軽地方を舞台に津軽三味線が得意な少女の成長を描く映画「いとみち」の撮影が16日、青森県弘前市で始まった。現場にはヒロイン役の女優駒井蓮さん(19)=平川市出身=ら出演者が顔をそろえ、メガホンを取る横浜聡子監督(42)=青森市出身=の指揮で、伸び伸びとした演技を見せた。撮影は10月上旬まで同市や青森市、板柳町などオール津軽ロケで行う。

 16日は、弘前市内にあるビルで、駒井さん演じるヒロインの相馬いとがアルバイトするメイドカフェを初めて訪れるシーンなどを撮影した。

 駒井さんは時折、横浜監督のアドバイスを受けながら真剣な面持ちで撮影に臨んでいた。

 駒井さんは「前日は緊張して眠れなかった」と話し、「地元で撮る映画はいつもと違う緊張感がある。青森の温かさが伝わる映画になればうれしい」と話した。横浜監督は「撮りたいものを撮ることが目標。一日一日を大切に、最後まで楽しく撮影したい」と意欲を見せた。

 作品は、越谷オサムさんの同名小説(新潮社刊)が基になっている。タイトルの「いとみち」とは、三味線を弾くとき指にできる弦の跡のことを指す。

 映画の製作委員会には、東奥日報社と青森放送が参加。公開は2021年6月を予定している。

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