「りん太君」に「つゆヤキソバン」「いかずきんズ」「ムッシュ・ムチュラン㈵世」…、みなさんはいくつ名前を言えますか。県内各地のイベント会場に姿(すがた)を現(あらわ)す、ゆるーい感じのマスコットキャラクターたちが、子どもからお年寄(よ)りまで世代を超(こ)えて大人気です。
ゆるキャラは次々と増えており、10月にも県関係の「りんこちゃん」や「アオモリン」などの新キャラが誕生(たんじょう)しました。着ぐるみキャラのほかイラストのみのキャラも多いため、県内に今いくつあるのか正確(せいかく)には分かりません。
ゆるキャラたちが力を合わせて青森県の農水産物や観光を売り込(こ)んでいこうと2年前に県が結成した「ゆるキャラ応援隊(おうえんたい)」も最初は14キャラがメンバーでしたが、今は25キャラに増えています。「決め手くん」の年間活動が300回にもなっているなど、各キャラとも県内外のイベントに引っ張(ぱ)りだこです。
ゆるキャラの出演(しゅつえん)手配などを行っている「あおもらいず」(弘前市)代表の阿部汐里(あべゆうり)さん(26)によると「つがーるちゃん」は女の子に人気が高く、「お米大使」は写真撮影(さつえい)でポーズを決めてくれるなどサービス精神たっぷり、「いくべぇ」はでんぐり返りや逆(さか)立ちもできるそうです。異色(いしょく)なのは「ナガエモン」。中に入っている人が顔を出しており、応援隊メンバーで唯一(ゆいいつ)、話すことができます。
「ゆるキャラ」がいるだけで、場がなごやかになりますね。子どもだけでなく、いやしを求めている大人たちにとっても大切な存在(そんざい)になっています。