王手! 「参りました」−。県小・中学生将棋(しょうぎ)選手権(せんしゅけん)(県将棋連盟(れんめい)、東奥(とうおう)日報社(にっぽうしゃ)、東奥日報文化財団(ざいだん)主催(しゅさい))と小・中学生女子名人戦東北大会(日本女子プロ将棋協会主催)が5日、青森市の日本将棋連盟青森支部(しぶ)道場で開かれました。約40人が参加し、盤(ばん)の上で熱い戦いを展開しました。
県選手権は、全国大会予選も兼ねた試合など6クラスに分かれて行いました。レベルの高い子どもたちが参加し、昨年の優勝(ゆうしょう)者が敗れたクラスもありました。
小学生高学年の部は小野大佑(だいすけ)君(同市堤(つつみ)小6年)が勝ち、全国小学生倉敷(くらしき)王将(おうしょう)戦(8月6日・岡山県倉敷市)出場。「県大会のように伸(の)び伸び指せたら」と希望に燃(も)えていました。
中学生の部は橋本浩人(ひろと)さん(八戸三中2年)が初優勝。全国中学生選抜(せんばつ)(8月3〜4日・山形県天童市)出場が決まり「予選通過(つうか)するため、一つ一つ大切に指したい」と誓(ちか)いました。
低学年の部で倉敷王将戦代表になった工藤馨(かおる)君(青森市浦町小2年)は「うれしい。なるべく勝ちたい」と話しました。姉の知里さん(同校4年)は、小学生女子名人戦東北大会で優勝し、全国大会(8月28日・東京都)に出ます。「去年は1勝もできなかった。今年は1勝できるよう頑張ります」と力を込(こ)めました。
【プロの指導も】
大会には、東奥日報文化財団の助成金を活用し、プロの島井咲緒里(さおり)女流二段を招(まね)きました。島井女流二段は、児童・生徒らと対局しながら、強くなるためのアドバイスもしていました。