アジア24カ国・地域(ちいき)の子どもたちが描(えが)いた絵日記のコンテスト「三菱(みつびし)アジア子ども絵日記フェスタ」が開催(かいさい)され、八戸聾(ろう)学校小学部3年生(応募(おうぼ)当時は2年生)の加賀ひなたさん=十和田市=が佳作(かさく)を受賞(じゅしょう)しました。加賀さんは「青森県で唯一(ゆいいつ)の受賞者だったので驚(おどろ)いた。家族にすごいと言ってもらえた」と喜(よろこ)びを語りました。加賀さんの作品と各国のグランプリから、いくつかの作品を紹介します。
「絵日記フェスタ」は三菱広報(こうほう)委員会、日本ユネスコ協会連盟(れんめい)などが主催(しゅさい)し、今回で14回目。「伝えたいな、私(わたし)の生活」をテーマに、その国ならではの習慣(しゅうかん)や楽しい思い出などを描いた個性的(こせいてき)な作品が、アジア各国から6万以上集まりました。その中から国・地域ごとにグランプリなど各賞が選ばれました。
佳作を受賞した加賀さんは、ザリガニ釣(つ)りや牛の乳搾(ちちしぼ)り体験、家族と一緒(いっしょ)に射的(しゃてき)を楽しんだ様子などを5枚のカラフルな絵と文章で表現(ひょうげん)。新郷村でイワナのつかみ取り体験をした様子を描いた作品が、一番の自信作だと言います。
イワナの絵は、当時撮影(さつえい)した写真を参考にしながら、図鑑(ずかん)で模様(もよう)を調べて仕上げたそうです。加賀さんは「イワナの模様や色合いが本物に近づくように工夫(くふう)した。うまく描けたと思う」とにっこり。「今ならもっと上手に描ける。今後も絵日記を描き続けていきたい」と目を輝(かがや)かせながら話しました。
※絵日記の画像(がぞう)は、三菱アジア子ども絵日記フェスタ広報事務局(じむきょく)提供(ていきょう)。