八戸市北インター工業団地(だんち)の「ツカハラミュージアム」は、クラシックカーなどをきれいに直して展示(てんじ)している、車の博物館です。日本、アメリカ、イギリス…。さまざまな国の昔の車が約50台並(なら)んでいます。みなさんのおじいさんやおばあさんが、若(わか)いころに乗っていた車もあるかもしれませんよ。
ミュージアムでは、みなさんにものづくりの面白(おもしろ)さを伝えたいと、いったん車をバラバラにして、部品を新しくするなどして、動かせるようにしてから展示しています。修復(しゅうふく)を担当(たんとう)するのは寺地博美さん(54)です。
車から取り外した部品のペンキをはがしてサビをとるのも、大事な仕事です。今直しているクライスラー(アメリカ)の「プリムス」は昨年夏ごろに修復を始めましたが、あと1年ほどかかるそうです。寺地さんは「地道な手作業です。もう手に入らない貴重(きちょう)な部品もあるので、壊(こわ)さないよう慎重(しんちょう)に扱(あつか)うようにしています」と話していました。
開館は4〜10月の土日祝日。学校など団体(だんたい)での見学予約は、年間を通して受け付けています。申し込(こ)みはミュージアムのウェブサイト(http://www.tsukahara-m.jp/index.html)へ。