27日に新型コロナウイルス感染が判明した五所川原保健所管内の30代公務員男性について、防衛省航空幕僚監部は同日、青森県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地に勤務する隊員と発表した。空幕によると、同市在住。男性は24~25日に同基地で勤務していたが、勤務中は適切に感染防止対策を取っていたとしている。県は職場関係などで濃厚接触者の有無を調べている。

 男性隊員は27日にともに感染が確認された40代の同居女性と、14~19日に関西地方に滞在していた。県は県内に住む知人1人を同居女性の濃厚接触者と判断し、PCR検査を進めている。結果は28日にも出る見込み。2人の感染経路について県は会見で、感染者が多発する関西で感染した可能性が高いとの見方を示した。

 滞在目的は個人情報のため非公表としているが、空幕によると隊員は夏季休暇中だった。基地によると、男性は県外滞在を事前に届け出ており、24~25日は念のため部屋に1人で勤務させたという。この部屋は既に消毒済み。基地内ではマスクを着用し、パーティションを設けていた。

 男性は関西から戻って以降の21日に発熱。その後は日中は平熱だったこともあり、24~25日は出勤した。26日に手足にしびれがあったため、女性とともに管内の医療機関を受診後、帰国者・接触者外来で抗原検査を受け、陽性反応が出た。確認のため、2人とも県環境保健センターのPCR検査を受けた結果、いずれも27日に感染が判明した。男性は画像診断で肺炎の所見があるものの軽症。女性は無症状で、いずれも医療機関に入院し、重症化はしていない。

 県はこのほか、同居する女性の職業や2人の関係性については非公表とした。女性は県内に戻った後は外出を控え、不特定多数の人と接触する機会がなかったとして、県は今回のケースでは職業が感染拡大防止に必要な情報に該当しないため公表しないと説明した。