旗、ポスター、電車やバスにも「ふらいんぐうぃっち」。弘前市を舞台(ぶたい)にした見習い魔女(まじょ)の漫画(まんが)・アニメ「ふらいんぐうぃっち」のキャラクターをあしらったものが、同市内で増殖(ぞうしょく)中です。別冊(べっさつ)少年マガジンに同市の漫画家・石塚千尋さんの漫画が連載(れんさい)中で、4月にはテレビアニメ放送がRABや関東地方などの地上波やBSなどでスタート。その動きに合わせ、地元の商業や観光関係者らが企画(きかく)しました。
弘南(こうなん)鉄道大鰐線や弘南バスの土手町循環(じゅんかん)100円バスの一部車両がキャラクターでラッピングされ、主人公・真琴(まこと)役の声優(せいゆう)の声を車内放送。電車内には、作品そっくりの竹ぼうきを記念撮影(さつえい)用に置いています。作品ゆかりのバス停留所(ていりゅうじょ)の看板(かんばん)には、キャラクターのシールが貼(は)られています。
開催(かいさい)中の弘前さくらまつりとのコラボレーションによるポスターや旗など約3千枚が、商店街や弘前公園周辺にずらり飾られています。市の広報誌(こうほうし)も昨年5月に続いて今年4月1日号の表紙に、キャラクターを載(の)せました。
市役所前でフラッグやバス停看板を見た市立第三中3年の木村楓さん(14)は「アニメを見た人たちが弘前に来てくれたら」。映画(えいが)撮影(さつえい)などを通じた地域(ちいき)活性化(かっせいか)を目指している、弘前フィルムコミッション実行委員会の白戸大吾委員長は「弘前がふらいんぐうぃっちで盛(も)り上がることで、全国の人が弘前を訪(おとず)れたり、アニメを見てくれたら」と期待しています。