消しゴムスタンプのワークショップが3月末、青森市内で3日間あり、子どもら約20人が挑戦しました。
ワークショップは、同市の版画家・竹林(たけばやし)嘉子(よしこ)さんが3月6〜30日、同市のリンクモア平安閣市民ホールのレストランで開いた「東日本大震災復興支援in Aomori 竹林嘉子版画展&ワークショップ−祈りを込めて−」の一環です。
最終日の3月30日は5人が参加。図柄を本などから選んで、トレーシングペーパーに鉛筆で書いてスタンプ用消しゴムに写し、彫刻刀で彫りました。完成したスタンプにインクを付け、紙に押した子どもたちは「よくできた」などと歓声を上げました。
三上公輔(こうすけ)君(青森市小柳小2年)は犬などを彫り「初めてで、難しいけれど楽しい」。村上麗奈(れな)さん(同市三内小2年)は、何色もインクを付けてスタンプを押し「どんな色になるか考えるのが楽しい」とにっこり。高原衆一郎(しゅういちろう)君(同市千刈(せんがり)小5年)は「来年の酉年(とりどし)の年賀状に使う」と見事なニワトリを彫りました。
母親の故郷の同市を訪れた山下雄大さん(東京都調布(ちょうふ)市立第三中2年)はイルカなどをリアルに彫り「作った後の達成感がある」。弟の湊大(そうた)君(同市立杉森小5年)は「ウサギや家を彫った。表現できるのが楽しい」と話していました。
竹林さんは「消しゴムスタンプはお手紙に添えるなど、いろいろなことに使える。気軽に作ってほしい」と呼び掛けています。