北海道新幹線(しんかんせん)新青森−新函館北斗(ほくと)間(約149キロ)が3月26日、開業(かいぎょう)しました。県内でも、新青森駅(青森市)や、新たに新幹線駅となった奥津軽(おくつがる)いまべつ駅(今別町)には多くの子どもたちも訪(おとず)れ、観光客などを出迎(でむか)えたり、新幹線を見学したりしました。
新青森駅では、大勢(おおぜい)の市民や県内外の観光客らが開業を祝いました。青森市の新城(しんじょう)小学校と青森西高校の児童・生徒、市民ら約140人は、小旗を振(ふ)りながら新幹線を「いってらっしゃい」と見送ったり、北海道から来た乗客に記念品を手渡(てわた)したりしました。
三内西小5年の阿部雅史(まさふみ)君(11)は、新函館北斗行きの一番列車に乗る直前に「夢(ゆめ)にも新幹線が出てきた。乗るのがすごく楽しみ」。その列車をホームで見送った新城小5年の山本花音(かのん)さん(11)は「青森と北海道が新幹線でつながって、絆(きずな)が深まると思う」と言いました。
一方、奥津軽いまべつ駅のホームでも親子連れらが小旗を振り、新幹線を歓迎(かんげい)。青森市の奥寺(おくでら)陸十(りくと)ちゃん(5)は「かっこよかった。全部」。五所川原市の相坂(あいさか)太一(たいち)ちゃん(4)は父親に肩車(かたぐるま)してもらいながら「かっこよかった」と喜んでいました。
祖父(そふ)の佐藤嘉(さとうあきら)さん(61)と一緒(いっしょ)に、いまべつ駅を見学した青森市油川(あぶらかわ)小6年の岩谷(いわや)結大(ゆいと)君(12)は「きれいな駅。連絡船(れんらくせん)からトンネル、新幹線(しんかんせん)と、青森から函館に行く方法が進化していると分かりました」と話していました。