アイツが帰ってきた! 十年ぶりに! この鰺ヶ沢の地に!

思えばこの十年間は、知る人ぞ知るひっそりとした存在でした。
だが、ついにこの度、公の場に登場することになったのであります。

アイツの名前は「ロボわさ」。映画「わさお」の時の「三大わさ」の一人。
とはいえ、なにしろ十年も前の話ですので、まずは他の「わさ」を思い出してみましょうか。

三大わさ の一人目(?) 箱わさ。

撮影前の位置確認のためにダンボール箱から生まれた、わさおサイズの置物。もちろん白い方ではないですよ、茶色い方。特技は人知れずゆらりと倒れること。写真は初号機ですが、後に改良され、背中にペットボトルやタオルなどといったスタッフの小物を収納できるように。(^^;)

次、ご存知、でかわさ。

親しみを込めて「でかわさちゃん」と呼ばれることも。もちろん、小さい方ではないよ、大きい方。映画わさおの撮影が終了したあたりで爆誕したヒトとフュージョンすることで自律行動できるハイブリッド生命体。なかなかの健脚の持ち主で、伝え聞いたところによると2011年の東京マラソンに出場し完走したらしいです。現在は鰺ヶ沢在住。

これに今回紹介する「ロボわさ」が加わって、映画「わさお」の三大わさ。
さらに「わさおねぷた」が加われば、「わさ四天王」ということになりますな。

ということで、ご紹介しましょう。
ロボわさ です。当時の写真です。

各部関節が稼働してある程度ポーズが付けられる精巧かつ等身大のわさお人形、それがロボわさ。実際のわさおの寸法を計測して作られた、一点ものです。ちょっと顔の塩梅とか耳の大きさとかでどうかなぁ?と当時は思ったものですが、今見てみるとなんだか、老境に至ってからのわさおに似てるところもあるような。

で、このロボわさ、映画「わさお」の中でどのような活躍をしたのでしょうか、振り返ってみましょう!

それは、沖合の漁火を見つめるシーンだったっけか!?

いえいえ、そこは、わさお本人が演じております。

ロボわさので出番は、カメラチェックの時だけ。本来それは箱わさのお仕事なのですが、座ることができなかったのでその代わりに。

じゃあ、あれか! 中下の稲荷様(地元民にしか分からんですね^^;)前で撮影したあれか!?

いえいえ、それも違います。てか、そのシーンは本編で使用されておりません。まるっとカットされております。

ロボわさ自身は、本編映像 1時間37分59秒のあたり、3~4秒間の出演です。
​機会があったらご確認をどうぞ。

いちおう、なにかの場合に備えてと用意されたロボわさでしたが、わさおが全編に渡って演じきったのと、なんだ身代わりがいたんじゃん、って思われるのもあれなので、そのままなんとなく内緒な感じになり、それからずーっと東京の制作会社のオフィスに居たのでした。

が!

いろいろあって、このたび、鰺ヶ沢への帰還を果たした次第なのであります。

なにやら、怪訝なのか神妙なのか複雑な顔して対面している、ちょめの図。
なんだろ? って思っているのやら、わさおっぽい?って思っているのやら。

さて、このロボわさ、今現在は、偲ぶ会会場である日本海拠点館あじがさわ1階で、わさおねぷたと並んでおります。
 

しかも、観光駅長スタイルで。

ロボわさを見ている時、ロボわさを抱きかかえて運ぶ時、ロボわさを写真に取る時、もちろん色々違うのだけど、だけど、だけど、やっぱり思い出します、わさおのことを。

8月9日~16日までの献花期間は、そこにずっといると思いますので、あれやこれやと偲んでいただければ幸いです。

<おまけ写真>

わさお と ロボわさ ツーショット