大会の歴史 数字で振り返る

 

 

 

 

 

 

 日本将棋連盟の東北六県支部連合会はこのほど、「東北六県将棋大会記録集」を刊行した。昨年までで63回を数える同大会の結果を収録し、さまざまな角度から記録を分析。大会の歴史を数字で振り返る一冊になっている。同大会は東奥日報社など東北の代表紙5社が主催し、例年7月に開催。各県の代表3選手が総当たり戦を行い、団体戦と大将戦、副将戦、先鋒(せんぽう)戦で頂点を争う。

 記録集は1957(昭和32)年の第1回から2018(平成30)年の第62回までの大会結果のほか、県別の通算成績や対戦成績、選手個人の通算成績、個人記録十傑などさまざまな記録を収録。大会開催方式の変遷や、各県の思い出に残る対局の観戦記や自戦記など読み物も充実している。

 当初は、大会の歴史を次世代に伝えることを狙い、第70回大会の記念誌として企画した。しかし、作業が順調に進んだことに加え、新型コロナウイルスの影響で今年の同大会が1年延期されるなど、将棋大会が相次ぎ中止になったことから、少しでも将棋愛好者に楽しんでもらおうと前倒しで完成させた。記録の取りまとめなどを担当した県将棋連盟の奈良岡実師範は「第1回からの全記録を収録するのは全国の大会を見ても例がなく、資料的価値が高いと思う。可能な限りの数字を盛り込むことができ、満足いくものができた」と話した。

 A4判194ページ、800部作成。棋界関係者や公的機関に配るほか、希望者は1冊1500円で入手できる。問い合わせは県将棋連盟(電話017・775・7744)へ。