雪合戦の大会「しちのへホワイトバトル2016」が7日、七戸町の中央公園で行われ、小学校高学年の部で地元の天間西(てんまにし)小学校の「天間西ルーキーズ」が優勝しました。しっかりと戦略(せんりゃく)を立てて、守りにこだわって頂点に立った選手たちは、みんな「うれしい」「最高の気分」と大喜びでした。
雪合戦の試合はちゃんとしたルールがあります。1チームは監督(かんとく)も含めて10人。前に出て攻(せ)めるフォワードが4人、後ろで支援(しえん)するバックスが3人で試合をします。安全のためゴーグルがついたヘルメットを着用します。
相手陣内の旗を奪うか、相手プレイヤー全員を雪玉で撃退(げきたい)するか、制限時間で残ったプレイヤーが多い方が勝ちです。決着しなかった場合は、雪玉をコーンめがけて投げる「ビクトリー・スロー」というサッカーのPK戦のような形式で勝敗を決めます。
天間西ルーキーズは野球チーム「天間西ジャイアンツ」の5年生。選手は「シェルター」と呼ばれる壁に身を隠しながら、隙(すき)を狙って相手チームに雪玉をぶつけます。手持ちの雪玉は90個と決められていますから、駆け引きも大事です。ピッチャーが3人いるので、ビクトリー・スローは自信があり、堅守(けんしゅ)とチームワークで優勝を目指しました。
キャプテンの坪奏汰(つぼそうた)くんは「優勝は狙っていた。最高の気分」とうれしそう。また、天間佑紀(ゆうき)くんは準決勝ではビクトリー・スローを決め、チームの勝利に貢献(こうけん)しました。育成会長で総監督の天間宣孝さん(45)は「2週間ほど練習をみっちり行った。これを励みに、野球の大会でも優勝を目指してほしい」とチームのがんばりをたたえました。