冬の水族館(すいぞくかん)も楽しいよ−。寒くて、外で遊ぶのもなかなかおっくうになる時期ですね。雪がどっさり積もったある日、青森市の県営(けんえい)浅虫(あさむし)水族館(すいぞくかん)を訪ねてみたら、さまざまな面白い企画(きかく)をやっていたので紹介します。
まず目を引くのが、「バレンタイン&ホワイトデー水槽(すいそう)」。バレンタインデーとホワイトデーにちなんだ魚を3月14日まで展示(てんじ)しています。「キッシンググラミー」と「チョコレートグラミー」という2種類の魚を用意。ともに東南アジアなどの淡水(たんすい)に生息する熱帯魚だそうです。
「キッシング−」は、大人になると大きな唇(くちびる)を近づけ、まるでキスをしているような行動を取りますが、それはオス同士。縄張(なわば)り争いの「けんか」だそうです。「チョコレート−」は、まるでチョコのような茶色の体が特徴(とくちょう)です。少しおいしそうですね。
この水槽にはハート形に壁紙(かべがみ)がくりぬかれた部分があり、2人で顔をくっつけて水槽の魚越(ご)しに写真を撮(と)ることができます。同水族館広報企画課(こうほうきかくか)の我満理沙(がまんりさ)さんは「カップルや友達同士、家族連れでお魚と一緒に楽しい記念写真を撮ってくださいね」と話しています。
また建物を地震(じしん)に強くする工事のため、3月20日までイルカショーをお休みしていますが、「いるか館」では、イルカの「お食事タイム」を1日4回行っています。ショーよりも、より近くでイルカへの餌やりや芸を見ることができます。
ほかにも昨年末に展示(てんじ)が始まった陸奥湾(むつわん)の中を再現(さいげん)したトンネル水槽や、すしネタからお魚の姿を当てるクイズコーナーも人気です。前日の降雪量(こうせつりょう)による入館料割引(わりびき)もあります。