青森市に住む20代の男性警察官の新型コロナウイルス感染が発覚したことを受け、県警は16日午後も男性警察官と濃厚接触した22人の警察職員らの行動確認などの対応に追われた。男性警察官は県警側の電話での聞き取りに対し、10日に感染が判明した派遣型風俗店(デリバリーヘルス)の女性と接触があったことなどを自ら申告しなかったことについて「都合(体裁)が悪く言い出せなかった」と話しているという。県警警務課の担当者は処分などについて「今後しっかりと調査し、厳正に対応する」と述べた。

 県警によると、男性警察官は警備部に所属。同市の県警本部4階の執務室で原則として勤務し、日常的に地域住民と接触するような職務ではなかった。勤務中や外出時はマスクを着用していた。

 女性とは8日に接触。その後、市が入手した女性の顧客リストに警察官の連絡先があったため、市側は検査を呼び掛けたが、警察官は応じずに業務を続けていた。

 14、15日は十和田署に出張。県警本部との行き来には公用車を使用した。14日夜は4人の同僚と十和田市内の居酒屋で1時間半ほど会食。その後同じメンバーで同市内のスナックに行き、従業員4人が同席した。

 感染発覚を受け、県警は本部4階の執務室やトイレ、洗面所などの共有スペースの消毒を実施。十和田署は3階建ての庁舎全階の消毒を、市民が来庁する16日朝までに済ませた。

 県警の齊藤文信警務部長は「今後は感染拡大防止に向けた取り組みと、警察官としての職責を自覚した行動と対応に努めるよう強く指導していく。県内の治安維持に支障が生じないようにしたい」などとするコメントを出した。